●希少な山城たけのこ
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●山城竹林の歴史
近年数ある京都産の中でも人気の京都山城産たけのこを生産するのが山城竹林。
木津川市から京田辺市にかけて広大な竹林があり、孟宗竹の白子筍は絶品とされていました。
もともと中国江南地方が原産とされた孟宗竹が日本に伝わったのは鎌倉時代といわれていますが、山城地域は渡来人が住み着いた地域としても知られており、早い地域から栽培されていたのかもしれません。
明の僧「隠元」が西山の麓一帯に親竹を持ち帰り、広まったともされています。
また奈良時代には東大寺における「お水取り」の行事に、山城地域の竹が使われているなど良質な竹として知られています。
明治以降、山城地域は日本有数の筍産地として知られるようになりました。
竹林は親竹選定、施肥、草引き、土入れ、間引きなど年中にわたり作業され、管理が行きとどいた竹林からは黄金色のたけのこがでてきます。 |
●山城たけのこの希少性
山城産たけのこは「白子筍」といわれ天然の土壌と美しい水、竹林管理がされた結果「京たけのこ」の代名詞といわれるようになりました。
身は非常に柔らかく、皮は黄金色に輝き、その身はえぐみが無くアクが少ないため採れたての筍はその場で刺身として食すこともできます。
一般的には朝掘り筍が有名で、まだ日が昇らないうちに土の中にある筍を傷つけないように掘り出し、鮮度を保ったまま料理します。
地方に向けて出荷する場合は、朝掘り筍の皮をはいで缶詰としたり、皮付きのままゆがいたものを出荷されています。
山城産たけのこの調理法としては土佐煮やたけのこご飯、てんぷらなどがあり、風味を生かした調理法が地元でも愛されています。 |
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● たけのこの健康効果
たけのこには集中力をアップする効果のある、
チロシンがふんだんに含まれています。
水煮のタケノコによく見られる白い粉はチロシンというアミノ酸の一種で、脳を興奮させるカテコールアミン類(ドーパミン・ノルアドレナリン)の原料となるアミノ酸です。
水煮たけのこには、生レバーと同じくらいにこのチロシンが含まれています。
チロシンにはストレス環境下での疲れ、眠気を軽減し、作業効率を上昇させる効果があることが報告されています。
アメリカ軍兵士(18~20歳)にチロシンを摂取させ、環境ストレス(低温・低酸素)状態に4.5時間さらし たところ、チロシンを摂取していない群(プラセボ群)に比べて疲労感や眠気などのさまざま症状に対する軽減が認められています。 |
まるやま食品のたけのこ煮はそんな上質の山城たけのこをふんだんに使用し、
職人の長年の腕と勘でたけのこ本来の味を引き出すよう、心を込めて炊き上げております。
年によっては不作でお届けできる量が限られる場合もございます。
しかしそれも自然より頂く食材だからこそ。
長年京都山城に住まう私たちが誇る、本物のたけのこの味をぜひご体験ください。
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